原作との違いは?
そもそも原作は未プレイなので詳しく比較することはできないが、細かいところは結構違うのではないかと思う
・Foodが9999まで買える【利便性アップ】
原作では99までしか買えず、HPの増えた終盤は数十分間も「99→Enter」を繰り返していたとされるFoodの購入を9999まで買えるようになった
メッセージは原作と同じように「1-99?」としか出ないので、気づかない人が多いと思われる。
・セーブしてもお金が減らない【難易度低下】
原作ではセーブすると100G減るようです、序盤では大きい出費。
しかもお金がない状態でセーブすると天罰が下り、最悪の場合ゲームクリア不可能な状態になってしまう。
そのため無料で強制セーブのボス戦やレベル間移動を利用することが多かったようだ。
ザナクロはいつでもセーブし放題である。
・装備EXPが100を超えても上がりにくくならない【難易度低下】
原作では攻撃/防御1回毎にEXP99以下では1/4、EXP100以上では1/20という確率で装備EXPが1上昇する。
ザナクロは上がりにくくなるようには感じなかったので、おそらくEXP上限である武器EXP255・防具EXP200まで1/4の確率で一定。
しかし1/20というのは相当厳しいはず、EXP100以上の装備でも力不足を感じるようなら買い替えを考えるというのが原作のバランスだったのだろう
・アイテムEXPが255まで上がる【難易度低下】
原作ではアイテムEXPは100までしか上がらないのでWISを255にしないとアイテムの最大効果時間である255秒は得られない。
ザナクロではWIS100でもアイテムEXPを255に上げれば最大の効果時間を得られる。
レッドポーションに至っては原作では全回復させるのにWIZが100必要だったが、ザナクロはアイテムEXPを最大まで上げればWIZ40で全回復することができる
なおアイテムEXPは両方の作品とも一度使うごとに10ずつ上がるので、アイテムさえ持っていれば伸ばすことは容易である
・ボス戦になってもアイテムの効果が切れない【難易度低下】
ザナドゥにはデカキャラという大型のボスとの1対1のガチンコ勝負があるのだが、原作ではボス戦になるとアイテムの効果が切れてしまっていた
そのためシナリオ1で出入り口の無いボス部屋でアイテムを入手するには、貴重品のMantleを部屋に入る時用と出る時用で2つ使わないといけなかったが、ザナクロは1個で足りる。
また攻撃力や魔法力を上げるドーピングアイテムの効果も引き継いだままボス戦に突入できるようになった
他にもシナリオ2にはアイテムの効果を切ることを目的としているようなボスの大量配置とかもあるがザナクロには関係なし。
・シナリオ1で戦闘開始を告げるBGMが流れず、いきなり戦闘開始【難易度上昇】
原作シナリオ1では戦闘開始のBGMが流れている間、自分も敵も動けないので敵の種類や配置を把握する時間がある。
ザナクロでは停止時間は無く、いきなり戦闘開始!ダンジョンで入り口付近に敵が密集している場合、一瞬で倒されることも。
戦闘勝利のBGMも無くなり、そのBGMが流れている間動けないということも無くなった、こちらは難易度に影響せずテンポは良くなった。
・Poisonの魔法ダメージが2倍に【難易度低下】
原作では設定ミスなのか価格はThunderの倍なのにダメージは同じであったが、値段なりのダメージに適正化されたようだ。
・魔法の処理が高速化【難易度変化無し】
原作では単体魔法の場合、詠唱時間があったが(敵の動きも止まるのでその間に接近されることはない)ザナクロでは無くなり連発できるようになった
全体魔法は原作では一体ずつダメージ処理だったので敵が複数居ると時間がかかっていたが、ザナクロは一度に敵全体のHPが減るようになりテンポが格段に良くなった
ゲームバランスに影響しそうなところを挙げてみたが、全体的には難易度が低下・テンポが良くなったといえる
開発者がこの程度の原作の仕様を知らないはずがないので、敢えて遊びやすく変更したのではないだろうか
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